【ちょっと余談】杉並在住の映画プロデューサーが手がけたホラー映画をご紹介

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「オススメの花見スポットはどこですか?」と質問すると「善福寺公園!」と笑顔で即答してくれた杉並区在住の映画プロデューサー、ダブル・フィールド株式会社代表取締役である平田樹彦さん。

―平田さんは杉並区にはいつからお住まいですか?

平田 生まれも育ちも杉並ですよ。

親父と俺と娘も息子もみんな同じ小学校なの。杉並区立桃井第三小学校。三世代一緒。すごいでしょ。さらに上のひいじさんの時代にはね、桃井第三小学校は無かったんです。荻窪エリアの人口がまだ少なかったんですよ。だから違う学校になってしまう。

―東京都内でも三世代以上続く家族は珍しいですが人口が少なかったこの杉並区内ではさらに珍しいです。杉並の景色の移り変わりを眺めてきたわけですね。特に好きな景色やスポットはありますか?

平田 やっぱり善福寺です。小さい頃から行っていますから。桜も池もあって春は特に綺麗ですね。それに井の頭公園よりは花見客がおとなしい(笑)。

今年の花見も、小学校時代の同窓生と善福寺で集まるの。もう第九回、ということは9年続けてるのか。若い頃より今のほうが定期的に集まれていますよ。

今でも地元の縁を大切にされている正真正銘の杉並人の平田さんに、6月18日公開の新作【貞子vs伽椰子】についてお話をお伺いしました。

―以前にも【富江】や【ひぐらしのなく頃に】、【呪怨】などホラーも多く手掛けていらっしゃいますが、この新作はかなり異色ですね。
 
平田 最も有名なホラーキャラクター第一位である貞子」と「最も怖い映画シリーズ第一位の呪怨の伽椰子」を対決させるという、ホラーアベンジャーズです(笑)。

―ホラーアベンジャーズ。強そうですね(笑)。洋画やゲームでは各作品のヒーローが集結する作品はありますが、日本映画でこういった試みは珍しいですね。

平田 確かにこういう企画は日本映画では成立しにくいですね。それぞれのキャラクターの出所である元の作品も貞子は小説シリーズからの実写、伽椰子は実写映画シリーズ、と違いますしね。

違うタイトル作品からメインキャラクターを抜いて新しくひとつの作品に構築しなおすのは面白いです。呪いが二つという(笑)。

―(成立が難しい企画)であった【貞子vs伽椰子】ですが、企画制作において苦労されたことはありましたか?

平田 苦労、ではないのですがキャラクターの差別化には工夫をしました。貞子と伽椰子が似ないようにする、ということが重要なポイントですね。

日本のお化けは雰囲気が似てしまいがちです。どちらも女性の霊ですし、台本の中からも、演出的にも同じものにならないようにするべくたくさんの案を考えました。

―なるほど。日本ホラーのキャラクターってやはりどこか似てしまいがちですね。差別化というのはかなり大きな工夫だったのではないですか?

平田 内容も勿論ですが、山本美月さんも玉城ティナさんもとても美しくて画面で映えます。

お二人の美しさと演技も差別化には大きなポイントでしたね。お二人とも美人で良かった!詳しくは観ればわかります。

―今回はホラー映画、また【さよなら歌舞伎町】のような全く異なるジャンルの映画と、幅広く制作をされていますが、平田さん自身が俳優さんのように「作品ごとに頭を切り変える」などはありますか?

平田 …俺?無いよ(笑)!

でも、そうですね、ホラーをやるならやるで、どうやったらもっと怖くなるのかというのは考えますね。監督のイメージで【怖い】という表現だけでなく、多くの人がより怖く感じるように。映画の要はホン(台本)ですから、ストーリーや表現をより良いものにするアイディア出しですね。

―この映画はそれぞれ元の原作小説、実写映画があるものですが、旧作を観ていなくても楽しめるでしょうか?

平田 大丈夫です。この作品だけを観てもちゃんとわかるように作られています。

むしろ、本作を観た後に元の作品である【リング】も【呪怨】も絶対観たくなりますよ。観たことがある人は見直したくなるでしょう。

―この作品を観たらしばらくはみんながホラー漬けになるという、新しい呪いですね(笑)。

―平田さんがこれから撮ってみたい映画の企画はどんな内容でしょうか?

平田 ….そうですね、祖父が書いた本が一度映画化されています。「首」(原作:「弁護士」正木ひろし著/ 1968年の東宝映画)っていうんですけど、これのリメイクをしてみたいですね。

映画【首】は実際に日本で起こった事件「首無し事件」を描いた小説「弁護士」(著 正木ひろし)の実写映画化。原作者の孫に当たる平田さんがリメイクするなんて世代を越えた血族のメイキングドラマもありますね。これはぜひ平田さんによるリメイクで映画を観てみたいです。

平田さんから最後に一言!

軽快なテンポで質問に答えてくれる平田さん。
この映画公開を待っているファンの皆様へメッセージを頂戴しました。

この作品は日本ホラー史上最大の歴史的プロジェクトになりました。ホラーアベンジャーズ、とも言うべき日本ホラーの二大キャラクター【リングの貞子】と【呪怨の伽椰子】、日本で知らない人はいないスーパー幽霊による世紀の最恐対決です。皆さん、美しく恐い霊を観に劇場へお越しください。

URL sadakovskayako.jp
貞子のツイッター  @sadako3d
伽椰子のインスタグラム kayakowithtoshio

「貞子vs伽椰子」 6月18日(土)全国ロードショー

平田 樹彦(ひらた みきひこ)

1957年12月2日生まれ。ダブル・フィールド株式会社代表取締役。日本アカデミー賞会員。日活株式会社、レーザーディスク株式会社(現在のNBCユニバーサル)にて邦画製作、洋画買付けなどを経て1995年、㈱パノラマ・コミュニケーションズを設立し、代表取締役に就任。(2011年にダブル・フィールド㈱に社名変更)。企画・プロデュース作品に「呪怨 ザ・ファイナル」「さよなら歌舞伎町」「ひぐらしのなく頃に」など多数。

(記事:大津 亀二郎)

sadako1 (C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会

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(C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会

TVモニターから貞子、階段から伽椰子が迫る極限恐怖!
世紀の最恐対決の末に待ち受ける-、
ホラーの歴史が変わり、世界が変わり果てる〝衝撃のラスト“を目撃せよ

偶然手にしたビデオデッキを再生した女子大生・有里(山本美月)。そこには、観るもおぞましい映像があった。観た者は、貞子から電話がかかってきて2日後に必ず死ぬという「呪いの動画」。その時から奇妙な現象が始まるのだったー。
一方、親の転勤で引っ越してきたばかりの女子高生・鈴香(玉城ティナ)は、向いの空き家が気になっていた。入ったら行方不明になるという噂の「呪いの家」。とある事件から家に足を踏み入れてしまったのを機に、彼女の身と家族に不可解な出来事が起き始める-。
「呪いの動画」と「呪いの家」の2つの呪いを解くため立ち上がった、霊媒師・経蔵(安藤政信)。彼が企てる秘策・・・、それは拮抗した力を持つ貞子と伽椰子を激突させ、同時に2つの呪い滅ぼすという驚くべき計画だった……。

出演:山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里/甲本雅裕/安藤政信  監督・脚本:白石晃士

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